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 今日紹介する曲は「SAUDADE〜真冬の蜃気楼〜」です。夏の企画ですが「真冬の蜃気楼」です。この曲は、歌詞にも曲にも哀愁が漂うような、そんな感じの曲です。『地味だけど、凝っている』という感じの曲です。去年の年越しライブでも演奏されました。私はこの曲、「さくら」の中でも結構好きな曲なので、うれしかったです。
 詞は「イエマンジャー」「アフォシェ」など、宗教的な、特徴的なものがちょこちょこ出てきます。また、Aメロでは「街は今カーニバル」「バスを待つターミナル」などと韻を踏んでいたりと、いろいろと面白い歌詞となっています。個人的なお気に入りは、「海鳴り聞こえるホテルの小部屋で 激しい愛に抱かれたい」と「国際電話が最後のお別れ 冷たい膝を抱き寄せた」です。
 曲はサビの「人はどうしてどうして」「夢がどうにかどうにか」のように繰り返すところが最高です。ここはこの曲で一番いいと思います。あとは、まあ、Aメロ、Bメロ、サビと曲構成がとてもシンプルかつ、しっかりしています。
 最後に、くだらないことですが管理者である私があたためているネタを。ポルノの曲に同じような、てか同名曲がありますが、そっちは私の世代でも知名度高いはずです。しかしこの曲を知ってる奴なんか学年で3人いれば奇跡(私を含めてもう2人知ってますが)でしょう。というわけで、カラオケで「“サウダージ”歌うぞ!」とか叫んでこの曲を歌ってみたいと思うのです。場が冷めてしまいそうですが。

収録シングル&アルバム:アルバム「さくら」 1998.10.21
                アルバム「バラッド3〜the album of LOVE〜」 2000.11.22

8月30日 第41回「SAUDADE〜真冬の蜃気楼〜」

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